サイクルコミュニティー Project-K｜千葉県市原市にあるスポーツ用自転車の専門店

2024年 今シーズンの 海外ロードレース：特にヨーロッパ プロレースでの一番の驚き（機材的）は

タイヤサイズの急激な変化 では無いかな？　と思うのです。

実際には、ホイール（リム）の内幅 のワイド化 も含めて だとは思うのですが

一昨年、ロードのディスク化に伴い、700X28C がスタンダードに・・・なんて言っていたのに

今シーズン 早めの時期から 一部選手が 700X30Cを使用している!? なんて話に。

いやいや、、それって、石畳のパリ・ルーベとか、未舗装路多数のストラーデビアンケ：白い道 って意味 だけだよね？ と思ってたら

山岳コースでも使用するらしい・・・・・と。

コレには、私自身　「いや～～～～　それは要らないんじゃないの？？？？」 と思いつつも

チョット前まで、Michelin POWER CUP 700X28C：タイヤ外幅実測31ｍｍを使用していた経験もあり

その乗り心地とか、諸々 は理解していたんですよ。

ただ、、、、、イメージ？思い込み？昔の慣例？？ 太いタイヤって・・・・・　って言うのはどうしても。。。。

で、この際なので、イロイロまとめて試しちゃえ！ と。

始めはTTバイクのトレーニング用ホイール のタイヤを交換

Michelin POWER CUP 700X26C　→ Vittoria CORSA NEXT 700X30C へ

共に、クリンチャー　です。

タイヤの 転がり抵抗などのデータを見ると、20％位 抵抗が増えるのは判っているのですが

練習用だしね。そこは気にしなくていいかな？

それよりも、DHバーを持っている時の振動吸収を優先したくて・・・だったのです。

これは予想通り。

26Cだった時の タイヤ圧 6.5気圧　から　30Cの5気圧に成った分も含めて

DHポジションでの腕への振動は減り、なにより跳ねなくなった感じが有難い。

そして、確かに走ってて抵抗感 は有るのだけれど、そんなに言うほど走ってて重くない？ 

＊しろさとTT 前は、club-pk朝練も TTバイクで走ってましたよね。

そして、今回、普段乗ってるロード  Project-K 017 CRAD-02のタイヤを

PIRELLI P-ZERO RACE TLR RS 700X28C：インプレはこちら　→　パナレーサー AGILEIST FAST TLR 700X30C

に変更

タイヤ重量は、、、
　公称 295ｇだけど、、、、まぁ 許容範囲か

シーラントは、Efetto mariposa vegetalexを使用

全く問題なく 空気圧を保持しています。

取り付けた時の太さは

実測 31ｍｍ　っすかね？
 

さて、走ってみた感想としては？？？？？？

と書く前に、私個人として パナレーサーのタイヤを使用するのは・・・・

20年ぶり位かも？

途中　何度か試してみた事は有るんです。

EVO シリーズとか、グラベルキングSS（グラベルバイクで）とか。

でも、店頭にほとんど置いて無いですよね。

理由は、何て言うのかな。。。良いと感じなかったから ですかね。

EVOシリーズに関しては、高速域（40Km/H以上）で速度が伸びる感じがしない　と説明していました。

グリップ感は良かったんですけどね。

40Km/Hから上って、頑張ってる所じゃ無いですか。そこから上で速度が伸びる感じが薄いって、

嬉しく無いんですよね。

では、なぜ今回使う気に成ったのか？？ です

それは、某日本人選手 （アマチュアとしては最速だろうと思う）が、グランフォンド世界選手権で使用して

年代別 優勝していたから。

彼は、スポンサード されたとしても良く無ければ使わないっていう選択が出来るはずなので

それでも本番で使用していた と言う事は、間違えないのだろう と思ったんですよね。
 

って事で、実走です

空気圧 前後4.5気圧に設定　で走り出します。

乗り心地。。。 悪くない。良いかも？ もう少し空気圧下げても良さそうかな？ とは思うけど。

ロードインフォメーション と呼ばれる 路面状況の変化をタイヤから振動としてある程度伝えてくれると

走っていて滑りやすい路面だ とか　グリップしてる 安心して走れる とか 頭で理解できるんですよね。

それは、やんわりと伝えてくれるタイヤな感じ。

その上で、荒れた路面も暴れて・・と言う感じはなく、接地感は良いです。

ただ、路面に吸い付いてるような接地感 とはチョット違うかな？

転がり感は。。。。。

POWER CUP や P-ZERO RACE TLR RS の様な転がる感は無い。

どちらかと言えば、CORSA PRO のような感じ？

抵抗感は無くて、普通に軽い です。

悪くは無いよな？？ と思いながら。。。

さて、、懸念は、速度を上げた時 なんだよな～～ と思いながら・・・・

簡単な登りを40Km/H弱でダンシングしてみても 抵抗感はなく

トラックの後ろで 50Km/H 超えてても 加速できるし。。。

アノ パナ に対してのネガ が 全て無い。。と感じる。。

このタイヤ、イイんじゃん？ と。

この時は、30C と言う太さも気に成ってはいない位です。

30Cを感じるのは、コーナーでの安定感

これは、太いタイヤ全てに言える事ですね。コーナーリングが楽

後は乗り心地と言うか、荒れた路面：舗装のヒビワレとか段差　での乗り心地の良さ

空力的には、絶対 26C＞28C＞30C です。

これ、前輪のリム幅との兼ね合い で変わりますけど、今使用している 5028HCR・HLC・HLD　に使用しているリム

タイヤ部外幅 25ｍｍ として考えれば、そうなりますね。

なので、路面・舗装の綺麗な所を走る という前提で 速さ だけを求めるなら

もしかしたら 26Ｃ なのかな？

ただし、それなりのバイクを操る技術 と 体力が必要

舗装が荒れている路面も走るし・・・とか、もっと安定して走りたい  楽に走りたい　と成れば

30Ｃの方が優れている と今は感じています。

コーナーも速いしね。

脚力あれば、30Ｃの方がトータルすれば26Ｃより速いかも？？ とも思うほど

なので、今現在ではどの太さが？？？ と言われれば、 真ん中取って 28Ｃ じゃ無いかな？

と言うのは　アリでしょうね。

自転車 って

タイヤの太さ だけでは無く、全てにおいて、絶対的な正解は無く

使う方　使い方　目的 なんかで、何が良い が全部変わってしまいます。

まぁ、それは追々書いて行こうかな？

取りあえず 700Ｘ 30Ｃ って ロードとしては、アリ　な時代に成ったんだなぁ～～　と

思う今日この頃 でした