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太魯閣 カッテにヒルクライムチャレンジ!
なんでも、東アジア一般道の最高標高地点らしい。
その標高は、3275mだとか。 当然乗鞍よりも遥かに高い場所。
その武嶺に向かって登るヒルクライムレースが、台湾国内では開かれています。
それも、年に一度ではなく何度か・・・・
は?? 何考えてるんだ??
なんで、そんな苦しい事を???
日本国内からもそのヒルクライムにチャレンジするツアーまで有るそうで。
いやいや、登り嫌いな私としては、そんなの信じられない。。。と。。。
思ていたが、興味は・・・有った。
所で、私は本当に登り・・・嫌いなんだろうか?
チョット自問。
実際、乗鞍・麦草峠・渋峠・富士山・等、なんだかんだと言いながら登った事は有る。
好んで行くか?と言われれば、好んでは行かないが、
「登れるか?」と聞かれれば「登れるよ。」と答える程度。
フム・・・実際そこまで嫌いじゃないのかも。
まぁ、登りが遅い って事は、事実だけどね。
って思えば、東アジアの最高標高地点って行ってみたく成るのも、ちょっとウナヅケル。
なんて考えてたら、行ってみたくなってしまった。
台湾は、もう何回も商談の為に訪れている場所。
台北市内までは、結構自由に行ける自信は有ります。
じゃあ、そのヒルクライムにも出れるんじゃない?? という事で、参加しちゃおう!
と、思い立って。
MAXXIS CHARENGE 太魯閣国際ヒルクライム!
にエントリーしちゃえ!
日本からもTOPツアーでツアーが組まれ、そこそこの人数の参加が有るイベント。
途中に何カ所かエイドステーションも有るらしいし。
まぁ、何とかなるでしょう!
他に一緒に行く人~~~ との呼びかけに数名が行くよ! と答えてくれて。
んじゃ、飛行機とホテル予約して、行きますか。
飛行機は、自転車の持ち込みと、運行時間を考えて、
今回はLCCの Tigerair を。
ホテルは、イベント受付の行われるホテルにするか、駅から近い場所を選ぶか??
を悩んで、駅からの近さを優先
回然慢時旅居 という花蓮のホテルを予約。
ロビーはこんな感じ
これ、全部 フリーだって!!! 瓶コーク! やっぱりこれが一番だよね。
と。
さて、色々調べたし。準備は万端・・・だろう・・・
と、思っていたら・・・
大会の少し前に、例年以上の長雨の影響から、コースの一部が崩れたり、通行止めに成っているらしい。との情報。
そして、直前まで大雨との事で、なんと大会自体が延期に!!!
え~~~~~~~~
困った・・・・・
こういう時、オフィシャルツアーであれば、ツアー自体がキャンセルに成るので返金されるけれど、自分で予約した場合はキャンセルも自分持ち。
LCCなんて、キャンセルしても返金されないし。。。
と、色々調べていたら、天候回復してるじゃない?
あれ?? 通行止めなんて無いよ?? 等、走れるんじゃない?と。
ならば、、、、
コースは何となくわかるし。。
走りに行っちゃうか。。。
という事で、「カッテにヒルクライムチャレンジ!」 と、相成りました~~~
金曜日深夜。。。と言うか土曜日早朝
5:30 羽田発の Taigerairに乗り込み、台湾 桃園国際空港へ。
TigarairはLCCだけれど、荷物を追加すると機内食(軽食)が付いてくるんです。
揚げた豚肉にソースを絡めた台湾料理!なかなかの味。
8:10 桃園国際空港着
入国検査等終わった後、日本円から台湾ドルに両替。
そして台湾内では便利なプリペイドカード 悠遊カードに幾らかチャージ。
&スマホを自由に使う為のプリペイドSIMを購入。
3日間の使用なので、今回はNT$300- 大体¥1100-位 でLTEがほぼ使い放題。
準備は出来た!
桃園から、台北市内の台北駅までは地下鉄(MRT)を使用して約40分/NT$160-
MRT台北駅から、国鉄台北駅までは少し距離が有るけれど地下道で繋がっている。
台北駅からは、太魯閣の玄関口 花蓮 迄 急行か特急を使って移動。
特急(2時間30分程度)でNT$440- 急行(3時間30分程度)でNT$340- 日本円で、、1500円か1200円??
めっちゃ安い。。
基本、全席指定らしいのだけれど、、、、
なんと、席無しでも乗れる列車も有るとの事。
そして、自転車は、輪行してればOKとの事だが・・・・
なんと、キャリングケースのままOKでした!
これは有りがたい。
今回、行は、席が取れず、立ち乗りで。
途中、席が空けば座ってもイイらしい。(予約者が来たら、当然明け渡す)
結構立ち乗りの人多いんだね。。
なんだかんだと、花蓮駅に到着したのは、12:30頃
いや~~~
遠い様な近い様な。。。
というか、お天気快晴! めちゃくちゃ 暑い!
立ってるだけで汗が出る。
駅からホテルまでは、歩いて5~6分。
荷物を引っ張って歩きます。
当然部屋までバイクは持って行きます。
本来であれば、この後、受付等に行って・・・・だったのだけれど、
その予定もなく、バイクを組み立て荷物を片づけて花蓮の町中へ。
これ、、名物なのかな?
花蓮で有名な~~~ とGoogle検索で引っかかったお店へ
炸蛋葱油餅 って物
なんだろう、、、油で揚げた上げ餅みたいな中に
揚げた卵を挟んで、甘辛いソースが掛けてある。
味は、甘いのか辛いのか?を選べる。 これでNT$30!! 100円だね!
地元の人達が行列をしている2軒のお店を両方回って!
美味い!
全然油っぽくない。
ピリ辛&卵の甘味 で軽く食べられちゃうけど、それ成りに満足感も。
う~~ん、、イイもの見つけた~~~
そして、散策中に見つけたのがこのオブジェ
これ、、、どれ位の大きさだろう
大きさとしては、直径2M位の石の玉(大理石?)が水の力で浮いて回ってるんです。
もうね、、、驚き。
夕食は早めに、地元の食堂で台湾料理を何点か。。
これも美味しい!
台湾は食が旨いんだ。
等とゆっくりしたいんだけれど、朝早くに走り出す予定なので、早々に切り上げ
眠りにつきます。
翌日の予定は、本来のスタート地点 太魯閣 までの20km強を自走し
そのまま、ヒルクライムコースを登ります。
行ける所まで! の予定で!
なんせ、帰りも自走 という事は、同じ距離を走るんです。
いくら帰りは下りだからと言っても、それなりに時間は掛かる。
帰りは、暗く成る前に渓谷は抜けたい。
目標は当然 武嶺:3275m まで!
さて、朝5:00ホテル前をスタート。
この時点ですでに29℃も有る・・・・・暑い。
ホテルから、太魯閣の入り口まではホボ平坦。
アップがてらに軽く回しながら。 1時間程度で到着です。
道も綺麗だし、国道を行くだけなのでほぼ迷いようもない。
途中にもコンビニが数店。
太魯閣の入り口付近にもコンビニがあります。
ココまでは、殆ど心配はいらないね。
さて、太魯閣入り口
行きますか!
ここから十数キロは、本当に絶景
直接自分の目で見たほうがイイです。と言える程。
大理石の山を川の流れが侵食して出来た切り立った渓谷は走りながら見上げても空が見えない。
思わず、天を仰ぐほどに見上げて、「え~~~~~~~」と声が出てしまった。
高さは何メートル、、、何百メートル有るんだろう?と思ってしまいます。
途中、とても綺麗な岩肌がむき出しの箇所が。
ここは写真に収めて。
これ、、全部大理石っぽいんですけど。。。
素掘りのトンネルも数知れず。
と登っていくと、20km弱で右手に7-11が。
ここで一休み。
厚くてボトルの水も無くなります。
ここには綺麗なトイレも有りますよ。
少し補給した後、再スタート。
実は、ここで大きな勘違いを起こしていました。
太魯閣 って 有名な観光地です。
観光地なら、有る程度の距離で集落やお店有るよね。。と。
が、、この7-11が、最初にして最後。
唯一の場所だったんです。
途中、何カ所かトイレは有り、水は何とか成ります。
ホントに何とか。。。
他は、最初のピークを超えるまで、殆ど何も入手できません。
数店、地元のお店みたいな感じの場所は有ったかな?
と言う感じ。
あ、、1店 喫茶店が有ったな。
走る時は、食料もしっかり持って走らなければ、90kmのヒルクライムを無補給なんていう無謀な走り方をする羽目に成りますよ。
(ある程度は持っていたので、何とか成りましたけど)
そして、20kmを超えると、景色はいわゆる峠道の景色に。
太魯閣って、、、、ここまでだったんですね。
ここから、延々、、、、約40km登り続けました。
ホントに延々。。
斜度は平均5~6% 登れない斜度じゃない。
ホボ登り基調と言うか、登りっぱなし。
標高2453mまで、一気に登ります。
このピークの所はトンネルでした。
手前には大き目のトイレが設置されています。
そして、トンネルを抜けると一旦標高にして200m 下ります。
(下らなくてイイから!)
そして、ここから15km掛けて 標高3275mの武嶺 まで。
しかし、時間が・・・
行ける所まで行こう!
下り切る直前位の場所に、ガソリンスタンドが有ります。
ここでチマキ売ってますよ。NT$30です。何もなければ、食べたほうが良いです。
この先も何もなかった。。。
と言っても、実際には、ここから6kmしか進めませんでした。
武嶺まで10kmを残して、15:00.。ココまでほぼ100km
標高にして2565m
ここから帰る時間を考えると、下りの距離80kmで3時間か?
道も細いし、無理は出来ないと考えれば、そろそろ引き返さなければ、暗くなってしまいます。
後10km
されど10km
ここからの10kmの勾配は
これを考えると私は登りに2時間か??
下り30分としても、ここから往復3時間。
絶対に今は行けません。
やはり、断念です。悔しい・・・
山には雲がかかり、寒そう。
実際、バイクで下って来た人に話を聞くと上は10度だったそうです。
きっと下界は30度をゆうに超えてるだろう気温なのに。
下りも気を付けて下ります。
万が一、何かあればシャレじゃすまない気がします。
ガードレールの外は漏れなく断崖絶壁。
安全には気を使って。
当然対向車も上がってきます。
下りも長い。。。。
結局、太魯閣を出る頃には日も暮れ、暗く成りはじめ。
ここからホテルまで残り20km
結局戻ったのは、20時過ぎに成ってしまいました。
走行距離は190km超え。
ほぼ、ブルベか?の距離ですね。 時間も、、、、
あれ??15時間ってブルベでもダメじゃん(笑)
ホテルに戻った後は、シャワーを浴びて夕食を。
この日は、近くで焼き肉。(食べる事に一生懸命で写真無いです)
翌日は、台北に移動して、夜の便で帰国です。
台北までの急行は、ゆったり座って。
急行でもこの車内です。席もゆったり。
自転車も何台かは置けますね。
台北駅では、駅の外に大きな荷物を預ける事が出来る場所が有ります。
キャリングケース毎預けても、1日NT$70-です。
時間ではなく 1日単位なので、使い方を間違えなければお安いですよ。
荷物を預けて、身軽になって、台北市内を観光&グルメ旅
最後の数時間ですが、折角なんでね。
この時期だけの期間限定 マンゴー乗せのミルクかき氷 NT$150- とか
¥400位ですよ これで。
台湾ではメジャーな物に成りつつある 白菜鍋を夕食に。
そして、台北駅から桃園国際空港に移動し、
羽田まで またもや Tigarair で帰国です。
最後の機内食は、、、、
チキンソテーの乗ったパスタにしました。
何となく、今回は弾丸チックなスケジュールの
2泊3日 と言うか、3日フルに使ってのスケジュール。
移動の疲労も抜けきらない状態で、雄大なヒルクライムに挑んでしまった事は後悔されます。そして、まだまだ自分の力不足も。
タラレバですが、もう少し早く走り出せたら とか、
あの時もう少し頑張ってれば、、
とか・・・
後からは何とでも言えますが、
あの時は、それなりには頑張ってた。
しかし、イベントではないので、何となく観光的な走り方だったかも。
とか・・・・
今回は、目標の武嶺までは行く事が出来ませんでした。
しかし
そんうち
やっぱり
行ってみたいよな。
また気が向いたら、チャレンジしてみたいですね。
カテゴリ:
(サイクルコミュニティー Project-K) 2017年6月27日 20:30
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