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チェーンに愛を!
チョット最近 ネットの中で不思議な話が飛び交っているので、、、、
実際どうなのよ? って確認したくなっちゃった。
・
・・
・・・
・・・・
で、どんな話かと言うと
自転車のチェーンを洗浄する際には、チェーンの中に封入されたグリスを流さないように洗剤を選ばなければ・・・・
ん?????
チェーンの中のグリス??
封入????
流さないように???
はぁ~~~~~~~~???
グリスなんか、ね~~よ!!
って言って、入ってたら赤っ恥。
でしょ?
なので、調べてみる事に。
検体と成って居頂くのは、こちらの方々
シマノから
CN-HG901-11
CN-HG701-11
CN-HG7901
カンパ から
R11 レコ-ド
そして、日本が誇るミニサイクル用
使用する道具は、
長年使用してます。 シマノ TL-CN34 チェーン切 11s~6s用まで さらに シングル用も切れちゃう逸品です。
では先ず!
やはりココは HG901-11チェ-ンからでしょう!
公平を期して、真ん中を切っていきます。
外プレートを外して
でも、グリスが封入されているとしたら、ローラーの中ですよね。
そこを分解するためには、、、
もう1か所 切らねば
では!ローラー部分を分解~~
まぁ、付いてるか。 でも隙間だらけで封入ってもんじゃ無いですが?
順番に組み立ててみましょう。
⇒⇒⇒
⇒⇒
ね? 何処に封入出来るのかな?
塗布されてる ってなら判るけど、塗布 は流れるから。。。。
じゃぁ、次は HG701-11で!
おや???同じ??
きっと前の型がそうだったんだよ
HG7901ならば!!
おや???
カ・・・・・カンパ なら・・・・・・・・
同じなんですが・・・・・・・・
が!!しか~~~~し
ココに違う構造を持ったチェーンが!
そう、日本が誇るママチャリ用チェーン!
なんと、ローラーを挟み込んだ、インナープレートがカシメられている!!
これは期待が出来るかも!!
グリスは・・・・・・・・・
塗ってあるかな?
って、ココまで書いておいてから言うのは何ですが、
この結果は判っていて、分解しました。
実際に、チェーンにグリスが封入されているものは存在します。
オートバイ用のシールチェーン と言う物です。
この画像のように、チェーンの外プレートと内プレートの間にシールリングが入り
ブッシュ部分のグリスの流出を防ぐ構造の物の事を言います。
シールチェーンは、各ブッシュ部分にグリスを封入する事で、メンテナンスの程度を減らし動きを良くし
耐久性を上げているんです。その代わりと言っては何ですが、各シール部の抵抗が有る為に
駆動ロスは相当ですが・・・・・
自転車用には、このシールチェーンは使用されていません。
さて、
という事で、チェーンにグリスが封入・・・・・・なんて話は都市伝説として
この構造から、ローラーと内プレートの突起が駆動力を支えている事が判るかと。
当然、汚れるのもこの部分。
出来るだけシッカリ中まで洗って、汚れを落として
その後は、良いチェーンオイルを使用してください。
亟圧性能と油膜保持力 この2点がカナリ重要
なので、当店では、ナスカルブ一択なんですけどね~
さて、、、これだけ残骸出来ちゃった。。
まるでパズルだ・・・・orz