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チェーン ワックスの進化
コレを書いたのは、1年半前
既に使い始めて2年 って事か?
各社から、ドライ系潤滑剤が出ていますが、やはり今でもこの方法が一番かな?と思うのです。
某 ケミカルテストサイトでも、未だに施工タイプのWAXが低抵抗の上位独占状態だし。。
と言う事で。。。SNS上の戯言には惑わされず、今まで通り行きましょか。
今、当Project-K で 一番話題と成っている&一番ご注文頂いている物(?) と言えば
チェーン の ワックス加工ですね。
耐久距離 600Km
チェーンもギヤも汚れない
恐ろしく抵抗が少ない
等、良い事づくめ。
なんですが、そのままで終わっちゃ楽しくない。
って事で
またもや独自配合&独自進化・・・させてみました。
ベースと成るのは、やはり最も性能的に優れてると思える
MoltenSpeedWax
欠点を上げるとすれば、耐水性(降雨時の抵抗)が、若干落ちる
*間違えないでください。雨天性能も各社有名チェーンオイルを軒並み押さえて高性能なんです。
ですが、1番じゃない って事です。
何故なんだろう? と思うと、タブン ベースに成ってるパラフィンなのかな?って事で
降雨時耐久性に優れた物を添加
で、走ってみたのがコレ
良いだけど、もう少し潤滑性能上げられないのかな??
と悩んでたんです。
MoltenSpeedWax の潤滑(極圧性能)を受け持ってるのは、二硫化モリブデン
言わずと知れた、添加剤の王道ですよね。
モリブデン入りオイル とか グリス ってよく見ます。
実際 当店オリジナルの ナスカルブWith M (モリブデン入り) は
一昨年の競輪グランプリ 取っちゃいましたし。。。。。
でも、その上いけないのかな?
で、辿り着いたのがコレ
こいつ 二硫化タングステン(WS2)です。
特性的には、二硫化モリブデンの完全上位互換だと思ってください。
価格も・・・・・・でした(;^_^A
その上で、
当店では オリジナル配合のチェーンワックス として、二硫化タングステン を配合しました。
最初は、配合量間違えて多すぎたりしましたが、今では、安定した量を見つけて問題無し。
コレが、タングステン入りワックスコーティング後
チョット黒っぽく成ってます
耐久性も変わらず600km~700km
雨天性能も若干良くなった??(雨天時連続走行テスト出来てません!*やりたくないかも)
潤滑性と言うか、軽さ は、初期より良くなったと思います。
*プラシーボの可能性も有るんだけど、悪くなってないってのは言える
って事で、現在のProject-K ワックスコーティングサービスは
この 二硫化タングステン(WS2)入り ワックス を使用した物に成ってます。
価格は据え置き ¥1,000-/1本・1回
当然 再加工も出来ますよ。
又、これはテスト として行っているのですが
チェーン自体を 二硫化タングステン コーティングし その上からワックス加工をしたらどうなるか。。。
途中結果としては、良いのだけれど・・・・・・・
です。
一度ワックス加工をした使用済みチェーンを加熱&洗浄し、その上からタングステンコーティング
更にワックス加工してみたのですが、
一番下のワックス層が完全除去出来ていなくて
最下層のワックス層と、タングステン層が剥離というか、削れるのが早い と言う事に。
ただし、抵抗感は一番低いかも・・・・
ん???失敗ではなく、ある意味成功?? 決戦仕様??のベースに成る??
もう一つのテストが
新品チェーンを洗浄&脱脂後、タングステンコート → ワックス加工した物
これは、金属表面に対しての二硫化タングステンの密着率が高い為、チェーンからの隔離は無し。
んで、ワックスとの親和性も良い。
駆動抵抗も低い
と良い事づくめ のようですが、圧力が掛かる部分で、最下層のタングステン層が潤滑の為に滑り崩壊をして
薄く剥離しちゃう。。。とその上のワックス毎居なくなっちゃうじゃん! って事に気が付きました。
とは言え、100km位は持ちそうです。
ちょっと待て・・・・100kmじゃダメじゃん・・
って事で、タングステンコーティング は 使い方を検討中
もしかしたら、ワックスコーティング 後 100km程度走ってアタリが出た所で
タングステンコーティングを行えば、それから50~100kmほど最も抵抗の少ない状態に出来るかも?
う~ん。。。決戦用すぎないか??
でもタングステンコーティングが剥がれた後は、ワックスコーティングと同じ性能なんだから問題ないか。。
ん???? どうなんだ???
又これはこれで、検証か???
これ、、、いつ終わるんだ(;^_^A
*で、結局タングステンコーティングは・・・どれがいいのか結果が出せず。。
あ~~困った(;^_^A