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チューブにもコダワリを
皆さんは、タイヤのチューブって何を使っています?
「は???」
と、思った方も多いのでは?
「何って。。なんでも良いんじゃない?」
と言う方が多いのも事実かも?
でも、チューブってサイズ以外にも結構金額の幅が有りますよね。
Project-Kで扱う ロード用のチューブでも、¥700~2500まで有ります。
何がそんなに違うの?
高いからって、そんなに良いの?
ホントは変わらないんじゃない??
って言われない様に~~~~~
今回は、その辺の所を少し解説してみましょ。
*相変わらず、話が飛びますが、着いて来てくださいね。
先ずは、最近チューブレスタイヤってのが話題に成ってますね。
*ほら、飛んだ(;^_^A
チューブレスタイヤは乗り心地がイイとか、転がり抵抗が低いとか言われて、メディアなどで取り上げられています。
(店長 栗田も、只今使用中)
このチューブレスが良いと言われる最大の要因が、チューブが無い(レス)と言う事なんです。
やっと、話の元が見えてきたかな?
チューブが無い と、乗り心地が良くなる?? 転がり抵抗が良くなるの?
え~~~ でも、自分のタイヤはチューブが無いと空気が抜けちゃうよ~~~
って、思うのが普通だし当たり前。
そう、チューブは、普通のタイヤ(クリンチャー と言います)では無くてはならない存在。
チューブが空気を貯めてくれるから、走れるんですよね。
でも、そのチューブが有るから、乗り心地が悪くなるの? 転がり抵抗が 悪くなるの?
チューブの種類で、違うんじゃないの?
って、お話が今回です。
先ずは乗り心地 に関して
では、チョット想像してみてください。
タイヤに入っているチューブがメチャクチャ硬かったら!
そうですね。プラスチックみたいに硬かったら。。。。
乗り心地って、最悪だと思いません? ゴツゴツしちゃいますよね。
そうなんです。
乗り心地 って、タイヤの硬さ で言われる事が多いですが、
実はタイヤ+チューブの硬さ で決まります。
ま、そこに空気圧 と言う話も入ってくるんですが、今回は空気圧は一定で ってお考え下さいね。
チューブが硬いと、乗り心地が悪い
じゃ、乗り心地の良いチューブ って言うのは?
簡単! 柔らかいチューブですよね。
柔らかいって。。。ん??(と思う方の為に!解説)
同じ硬さのゴムだったら、厚い方が硬くて 薄い方が柔らかい
これは、納得できると思います。
そして、同じ厚さのゴムだったら、柔らかい素材で作ったほうが、より柔らかい。
ですよね。
ここまでは OK??
では、次は、転がりってお話。
チョット説明が難しくて、難解かもしれません。
かいつまんで(端折って)説明しちゃうので、そういう物ね! と思ってください。
転がり抵抗 と言うのは、同じゴム質のタイヤであれば
乗って転がしている時に、どれだけ変形しやすいか。
という、変形性で大きく変わります。
ほら、自転車って乗るとタイヤが少し潰れるでしょ?
有れって、地面に当たってる所が重さで変形してるって事です。
その変形が、走る事で、タイヤにとっては変形する場所が動いて行く事に。
*わかるかな~~~ 想像してね。。。タイヤが転がると~~~って。
その、変形がスムーズな方が、転がりやすいですよね。
変形したくない! って言われちゃったら、転がって行かなくなっちゃう。
&グリップもしなくなっちゃう。
*ここまでは、大丈夫??
で、
じゃあ、変形しやすいって言う事は?
柔らかい方が良いじゃん?
ってお話で、乗り心地の時と同じ。
同じ硬さのゴムだったら、厚い方が硬くて 薄い方が柔らかい
そして、同じ厚さのゴムだったら、柔らかい素材で作ったほうが、より柔らかい。
ですよね。
で、
何が言いたいか と言うと
チューブは、より柔らかいチューブの方が
乗り心地も、転がり抵抗も良くなる。
と言う事なんです。
更には、
ホイールはタイヤとセットで考えて見よう
の回でも書きましたが、重さ!
タイヤの重量が~~~ とか
ホイールの重量が~~~~~
とか良く言いますが、チューブの重量 も
かなり大事なんですよ。
軽ければ軽いほど、楽に走れます。
と、ここまで踏まえて!
Project-Kで扱っているチューブを 4種類 ご紹介しましょう。
先ずは、一番良く売れる物。Project-K的に普通にお勧めする物
TIOGA の 紫の箱 ライトチューブです。
重量は 67g
チューブ自体も結構薄くできていて、触った感じも柔らかい。
価格は ¥900-
*これ、実はかなり軽量チューブです。
一番安価な物が
重量は 83g
ライトチューブと素材は同じだけれど、厚みが有ります。
価格は ¥700-
この2種類が、ブチルチューブ と呼ばれる、一般的なゴムチューブです。
重量が 65g
価格は ¥1600-
ラテックスチューブの特徴は、素材的に柔らかい。
ブチルチューブに比べて、同じ厚みならば、より柔らかく作る事が出来ます。
そして最軽量はこれ
重量 48g(パッケージに入っているため58gの表示ですがチューブのみは48gです)
価格 ¥2500-
最も薄く 最も柔らかいチューブです。
このチューブを使えば、チューブレスタイヤに匹敵するくらいの乗り心地に成ります。
では、このチューブたちを 乗り心地や転がり抵抗を考えて
性能順に並べると
1:SOYO ラテックスチューブ
2:VITTORIA ラテックスチューブ
3:TIOGA ライトチューブ
4:TIOGA スタンダードチューブ
ま、想像通りですよね。
VITTORIAラテックスチューブとTIOGAライトチューブは
加速感等は同じ感じです。
乗り心地で言えば、VITTORIAの方が上
巡行性も VITTORIA と言った感じ
結局、値段の順 って感じです(;^_^A
これでチューブの違い が少しは理解していただけたかな?
この性能の違いと、価格のバランスで
ご自身の求める所を選んでもらえると、嬉しいな。 と思います。
タイヤだけじゃなくて、チューブにもこだわってほしいな。
見えない所だけに、ホントにコダワリが有る場所 ですから。